パラオに福祉車両を寄付 アジアチャイルドサポート


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福祉車両の贈呈式の様子(アジアチャイルドサポート提供)

 【沖縄】アジア各地で井戸や学校建設の支援事業に取り組む認定NPO法人アジアチャイルドサポート(沖縄市登川、池間哲郎代表理事)はこのほど、パラオ共和国へ福祉車両を2台寄付した。宮國直樹主任が12日、琉球新報社中部支社を訪れ、寄付を報告した。

 車両はリフト付きで、車いすを利用する高齢者の乗り入れがしやすくなる。同国社会文化省のバックライ・テメンゲル・チルトン大臣から要請があり、コロール州とペリリュー州内のエイジングセンター(デイケアセンター)で活用される。

2年前の車いす贈呈式の池間哲郎代表理事(左)(同提供)

 アジアチャイルドサポートは、2年前にも同国に車いす50台とラジオ180台を贈った。

 現地での贈呈式で、チルトン大臣は「車いすの乗降に不便を感じていた利用者がエイジングセンターや病院に行くことができる」と感謝を述べた。またペリリュー州のテミー・シュムル知事は「高齢者が車両を利用して島を回り、活動できる」と話した。

 宮國主任は「県内の賛助会員の皆さまの支えで、支援を必要としている方に寄付できた。心から感謝する」と話した。