沖縄県地域保健課は24日、新たに1人の風疹患者が確認されたと発表した。今月に入って県内で2年ぶりの感染が確認されて以来、患者は計5人になった。感染ルートは調査中だが、渡航歴がないことから県内で感染したとみられる。首都圏を中心とした風疹の流行は続いており、県は注意を呼び掛けている。新たに判明したのは沖縄市の50代の男性。21日に発疹と発熱があり、遺伝子検査をして感染が確認された。14日までの全国の患者数は1289人。10月8~14日の1週間で186人が報告された。
風疹は潜伏期間が2~3週間と長く、感染しても症状が分かりづらいため、県は潜在的な感染者が存在する可能性があると指摘する。定期予防接種対象者には早めに受けるよう呼び掛けているほか、予防接種ができない妊婦で免疫が不十分な場合は、人混みを避けるよう注意を喚起している。