薬剤散布全面禁止へ 浦添市運動公園 松本哲治市長「誠に申し訳ない」


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浦添運動公園内の広場に農薬がまかれた件で記者会見し謝罪する松本哲治浦添市長(右)ら=1日午前、浦添市役所

 【浦添】浦添市の浦添運動公園(ANA SPORTS PARK 浦添)内の広場に除草剤がまかれていた問題で、浦添市の松本哲治市長は1日午前、浦添市役所で会見し「周辺住民や公園利用者に多大な心配と迷惑を掛け、深くおわびしたい」と謝罪した。

 今後は運動公園内の除草作業で薬剤散布を全面的に禁止するという。松本市長は「子どもも利用する公園で除草剤の散布はあってはならない」と強調し、市内107カ所の公園全てで除草剤の散布がなかったか調査する方針を明らかにした。

 会見では浦添運動公園を所管する浦添市教育委員会文化スポーツ振興課の玉城尚課長が1日午後に浦添運動公園の土壌と公園内の水路の水を採取し、複数の専門機関に分析を依頼することを発表した。

 安全性が確認されるまで立ち入り禁止にするとしている。

 松本市長の他、野口広行副市長、浦添運動公園を所管する市教育委員会の嵩元盛兼教育長、新垣剛教育部長が会見に出席した。【琉球新報電子版】