オイル柵 大浦側囲う 辺野古 市民ら「違法工事止めろ」


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最後のオイルフェンスをつなげて、大浦湾側をオイルフェンスや浮具(フロート)で完全に囲う作業員ら=10日正午すぎ、名護市の同湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、沖縄防衛局は10日、臨時制限区域を示すオイルフェンスと浮具(フロート)で大浦湾を囲った。市民らは「大浦湾を壊すな」「違法工事を止めろ」などと怒りの声を上げた。辺野古側は作業中で同フェンスや浮具でまだ囲われていない。

 防衛局から工事発注を受けた業者が朝から正午ごろまでに、米軍キャンプ・シュワブ側からオイルフェンスを船で沖合に運び、これまで設置していた同フェンスにくくりつけた。

 抗議市民はカヌー15艇と船3隻で抗議行動を展開。ロープを同フェンスに結び付けるなどして抗議の意思を示し、周辺を警備する海上保安官ともみ合う場面もあった。

 シュワブのゲート前では市民約100人が集まり、新基地建設反対を訴えた。