社会

除草剤など使用 121件 浦添市公共施設 今年、事前通知なし

除草剤がまかれた浦添運動公園内

 【浦添】沖縄県浦添市のANA SPORTS PARK浦添(浦添運動公園)の広場に除草剤が散布されていた問題で、浦添市が管理する公共施設などで今年4~11月に計121件、除草剤を含む農薬が使用されていた。除草剤は公園11カ所の他、市道沿いの植栽帯や浦添中学校の敷地などでも散布されていた。

 周辺の住民や生徒に対して事前通知はほとんどなかったといい、市は今後、再発防止策のほか、どうしても散布が必要な場合は安全対策をまとめる方針。市販されている除草剤で、農林水産省に登録されている薬剤だという。14日に開かれた市議会の全員協議会で報告した。詳細は市のホームページでも公開する。

 浦添市の11部署を対象に、今年4月から11月14日までの間に農薬使用の有無を調査した。除草剤などが散布されたのは107件で、害虫駆除などの目的で樹木に農薬が注入されたのは14件だった。

 浦添中学校ではテニスコート周辺のコンクリートの隙間や、校舎と校舎の間のタイルの目地などに希釈された除草剤が今年7~9月に計2回散布された。市教育委員会は「生徒が近くにいないのを確認して散布したと報告を受けたが、事前に周知すべきだったと反省している」とした。

 前田小学校と当山小学校では害虫駆除目的で殺虫剤が使用された。浦添市は安全性の確認が必要な施設については土壌調査を実施するほか、ガイドライン策定などを行う方針。