
18日に行われた大分国際車いすマラソンから一夜明け、女子T34/53/54で1時間39分36秒をマークして優勝した喜納翼選手(28)=タイヤランド沖縄=と下地隆之コーチ(38)が19日、凱旋(がいせん)した。喜納選手は、来年4月にある世界選手権への出場が内定し、そこで4位以上なら、2020年の東京パラリンピックの代表候補として推薦される。那覇空港に到着した喜納選手は「まずは世界選手権に向けて一つ一つ課題に集中する」と意気込んだ。
2016年の同大会初優勝に次ぐ、自己ベストを更新しての2度目の頂点に、喜納選手は「この結果は、下地コーチのおかげ。教えてくれたことを全て出せた」と喜んだ。
空港で出迎えた父の肇さん(58)によると、喜納選手は小さい頃から目標に真っすぐ向かう努力家だった。肇さんは「すごく努力している。それが結果につながってうれしい」と娘の飛躍に目を細めた。