沖縄バス12月下旬からダイヤ改正 度重なる速度超過受け


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 本島東海岸を走る沖縄バス(那覇市)の路線バスが速度超過で運行をしていた件で、再発防止を打ち出した後の14日夜も同社のバスが速度超過をしていたことが21日、分かった。14日、東海岸の公道を猛スピードで走るバスを目撃した読者から本紙に情報提供があった。これに対して同社は制限速度50キロの公道で一時80キロ以上のスピードを出したことを認めた。同社幹部は本紙に「再発防止に向け指導や注意喚起をしてきたが、一部守らない運転手がいた。指導の在り方を検証したい」と話した。

 今回を含め度重なる速度超過を受け、同社は12月下旬から運行時刻表(ダイヤ)を改正することを正式に決めた。新ダイヤでは那覇―名護間を走行する同路線那覇発名護行きの安慶名停留所以降で所要時間を15~20分程度長くする。

 本紙は読者から「本島東海岸を走る路線バスが速度超過を繰り返している」との情報提供を得て、同路線に乗車して速度超過を確認。沖縄バスも速度超過を認め、ダイヤ改正も含めた再発防止策を講じるとしていた。

 沖縄バスによると、14日午後9時55分ごろに宜野座村と名護市の境界付近の公道を運行するバスが一時80キロ以上で走行した。前回本紙が取材した運転手とは別の人だった。

 同社は速度超過の理由を「運転手は早く帰宅したいとの意識があった」と説明した。