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伊江島LHDが完成 米軍、来月からの運用通告

 【伊江】米軍伊江島補助飛行場内にある強襲揚陸艦の飛行甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」の拡張工事がこのほど終了し、12月から米海兵隊の垂直離着陸型ステルス戦闘機F35Bと大型輸送ヘリCH53が訓練を始めることが分かった。米海兵隊が伊江村と沖縄防衛局に説明した。米側が着陸帯で使用する機種を明らかにしたのは初めて。

 村によると米海兵隊の担当者が20日、島袋秀幸村長を訪問し拡張工事の終了と12月からの運用開始を伝えた。米側はF35Bについて「(従来着陸帯を使用していた)攻撃機AV8ハリアーの後継機として使用する」と説明したという。これに対し村は「ハリアーとF35は別の機種と認識しており、負担増加を懸念している」と伝えた。村の担当者は「沖縄防衛局を通じてより詳しい説明を求めたい」と話した。

 沖縄防衛局には21日に同様の情報提供が米側からあった。同局は着陸帯で使用する航空機について「F35Bが含まれると承知している」と述べた。「訓練実施に当たっては、地元へ最大限配慮するよう申し入れた」と強調した。

 「LHDデッキ」は管制施設や甲板上の発着地点など、強襲揚陸艦の飛行甲板がそのまま再現されている。

 村は複数回にわたって「危険性が増す恐れがある」として工事の中止を申し入れていた。F35Bは山口県の米軍岩国基地に配備されている。同着陸帯で垂直着陸と短距離離陸を訓練するとみられる。