玉城デニー知事は22日、県庁で知事就任後初めて鳩山由紀夫元首相と会談した。玉城知事が反対する米軍普天間飛行場移設に伴う辺野古新基地建設について、鳩山元首相は「相当厳しい戦いになると思うが、新基地は絶対に造らせないという意志を最後まで貫いて勝利してほしい」と述べ、民主党政権時代の同士にエールを送った。
会談は冒頭以外は非公開で、会談後に会見した鳩山元首相によると、玉城知事は辺野古新基地建設阻止に関して「必ずやる。最後まで闘う」と応じたという。また、玉城知事は今月初めて訪米活動を行ったことに触れ、「ニューヨークでの講演は好評だった。今後も訪米するなどして米国の理解を求めていく」との考えを示した。
鳩山元首相は会見で、首相時代に普天間飛行場の移設先を「最低でも県外」と打ち出したことについて、「今は国外に移すべきだと思っており、(移設の候補地とした)徳之島の方にも迷惑を掛けたという思いを持っている」と話した。