社会

自慢の特産品集結 離島フェア

 那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した離島フェア2018。各地から自慢の特産品が集結し、初日から大勢の人でにぎわった。参加した出店者たちは、アイデアの詰まったオリジナルの一品を島の魅力とともにPRした。


「トウヅルモドキ」で作った雑貨を販売する石栗周坪さん(右)と千尋さん=23日、那覇市奥武山町の沖縄セルラーパーク那覇

◆天然素材の柔らか雑貨 与那国町の石栗さん夫妻 すべて手作り

 与那国町の石栗周坪さん(37)と千尋さん(35)夫妻は、つる性の植物「トウヅルモドキ」を使い、すべて手作業で作ったバッグやアクセサリーなどの雑貨を販売する「やまいとぅ工房」を出店している。店内には石栗夫妻が丹精込めて作った商品がずらりと並ぶ。幅30センチ、高さ20センチの手提げ籠の製作は完成まで1週間以上を要すといい、小さなブローチでも3時間かかるという。

 与那国の工房では、注文を受けてから製作することが多いが、今回の離島フェアでは100点以上の商品を8月から準備した。手提げ籠が一番の人気商品だ。

 トウヅルモドキで製作した雑貨の魅力について、周坪さんは「しなやかで柔らかい曲線が出るところ」と話した。直接販売する機会は年に1度か2度。今回だけの限定販売の商品も出品している。


粟国島産島らっきょう入りのギョーザ「らっぎょうざ」を販売する小橋川弘美さん=23日

◆好評「らっぎょうざ」 粟国村の小橋川さん 地元協力で商品化

 粟国島の新しい手土産に―。粟国村で島らっきょうを育てる小橋川弘美さん(56)が、粟国島産の島らっきょう入り冷凍ギョーザ「らっぎょうざ」を作り、23日から始まった離島フェアで販売している。普段は畑をやりながら、村教育委員会の嘱託職員として働く「どこにでもいる島の人」(弘美さん)。島を盛り上げたいという思いが商品開発につながった。

 らっきょうがたくさん取れた今年7月、夫の庸吉さん(69)が「島らっきょうをギョーザに入れてみたら」と提案。夕食に作ってみるとおいしかった。弘美さんが自身のフェイスブックに投稿すると、かつて働いていた那覇市の居酒屋の店長が投稿を見て「商品化しよう」と持ち掛けた。

 パッケージは村地域おこし協力隊がデザインするなど多くの人が協力し、約2カ月で商品化が実現した。フェアでは12個入り税込み450円で販売している。

 9月に完成したばかりだが、島内の商店や食堂でも人気が出始めている。「島らっきょうは辛みがあっておいしい。これを機に粟国にもっと多くの人に来てもらいたい」。弘美さんは笑顔で語った。