もう桜?いいえ、トックリキワタです 夏日の沖縄彩る鮮やかな桃色の花


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地元の人から愛され、鮮やかな桃色の花を咲かせるトックリキワタ=27日、那覇市寄宮(田中芳撮影)

 沖縄県那覇市寄宮の民家庭先で、トックリキワタが鮮やかな桃色の花を咲かせ、見頃を迎えている。

 隣接する会社事務所の男性職員によると、このトックリキワタは沖縄に初めて入ったブラジル・アルゼンチン北部原産の苗の一つで、樹齢はおよそ60年になるという。

 桃色の花は地域の人に愛され、道行く人の目を毎年楽しませている。男性職員は「今は5、6分咲きで、例年に比べると遅いがこれからもっときれいに咲くよ」と笑顔で話した。

 27日は、県内各地で青空が広がり、那覇市と名護市では最高気温が26.4度を記録するなど各地で夏日となった。