地方創生最先端の例に どさんこしまんちゅプロジェクト 市場共有へ


社会
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「どさんこしまんちゅプロジェクト」のキックオフイベントであいさつする共同代表の沖縄ツーリストの東良和会長=27日、東京都港区のシェアオフィス

 【東京】日本の端同士の沖縄と北海道の企業が地域・経済の発展を目指す「どさんこしまんちゅプロジェクト」のキックオフイベントが27日夜、都内で開かれた。代表理事を務める沖縄ツーリストの東良和会長があいさつし「これまではうちなーんちゅとどさんこが交流してお酒を飲んだり、経済団体で交流会をしたりという形だったが、お互いのノウハウや、マーケットの共有を考えている。沖縄と北海道合わせて1億人泊を目指す」と述べた。来年4月12日に沖縄で地域経済カンファレンスを催す。

 プロジェクトの実行委員長を務める、北海道のサツドラホールディングスの富山浩樹社長が、プロジェクトの仕組みを紹介しつつ「沖縄と北海道を舞台にしているが、日本の地方創生の最先端のモデルになるプロジェクトをやっていきたい」と意義を強調した。

 パネルディスカッションでは、沖縄の琉球インタラクティブと北海道のリージョナルマーケティングに加え、東京で地域活性化に力を入れている企業としてソフトバンクとヤフーも参加し、実際の活動を報告した。