除草剤の残留は確認されず 浦添運動公園 市が4日に調査結果公表


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
除草剤が散布された浦添運動公園で土壌を採取する調査員ら=11月1日、浦添市

 【浦添】沖縄県浦添市のANA SPORTS PARK浦添(浦添運動公園)の広場に除草剤が散布されていた問題で、浦添市が外部の調査機関に委託して実施した環境調査で、いずれも除草剤の成分の残留は確認できなかったとする結果を3日までにまとめたことが分かった。4日に市のホームページで公表する方針。

 浦添市教育委員会と市は11月上旬、調査機関2者に除草剤が散布された浦添運動公園の広場の土壌の採取と調査を依頼した。その結果、散布された除草剤の成分、グリホサートは検出されなかったほか、基準値を上回るなど異常を示す汚染は確認できなかったという。

 グリホサートは、散布後は土壌中で分解するとされ、9月の散布から調査まで1カ月以上経過していることから、検出されなかったとみられる。

 浦添運動公園では市教委が委託した指定管理者が9月17、18の2日間、のり面を中心に除草剤を散布していた。同公園以外でも市内の公園などで計107件除草剤が散布されており、市は今後、安全性などを確認する方針。