沖縄県高校障害児学校教職員組合(高教組)の福元勇司執行委員長らは3日、県議会の新里米吉議長を訪ね、LGBT(性的マイノリティー)の生徒への配慮に関する陳情書を手渡した。
陳情書は(1)県の「学校におけるLGBTへの配慮に関する指針」を策定すること(2)各学校に「(仮称)誰でもトイレ」を複数設置すること(3)教職員や保護者の声を反映できる合同検討委員会(仮)を設置すること―の3点を求めた。
福元執行委員長は「教育現場では性別を分ける場面が多く、配慮が追い付いていない。生徒が安心してトイレを利用できるように、できることから始めたい」と訴えた。
新里米吉議長は「現場で必要なことを整理し、具体的な取り組みを考える課題がある。前向きに取り組もうという流れはあるのではないか」と話した。