経済

沖縄県が世界最大級のオンライン旅行会社「エクスベディア」と協定 世界市場の取り込み狙う

協定を締結した(左から)エクスペディアホールディングスのマイケル・ダイクス代表取締役、玉城デニー知事=11月29日、県庁

 沖縄県は、世界最大級のオンライン旅行会社エクスペディア・グループ(米国)と観光振興に関する連携協定を締結した。観光客拡大や人材育成など6項目が柱。欧米市場で高い知名度とシェアを誇る同社のビッグデータを活用しプロモーションを展開する。グループ傘下の旅行サイトユーザーは月間6億7500万人。来年1~3月には同グループのキャンペーンで沖縄を特集し、世界市場の取り込みを狙う。

 11月29日、玉城デニー知事と日本法人エクスペディアホールディングス(東京)のマイケル・ダイクス代表取締役が県庁で締結式を行った。玉城知事は「沖縄の観光業発展に大きく貢献する」と歓迎した。米国防総省勤務の父親が沖縄駐留中に生まれたというダイクス氏は「生まれ故郷での締結はうれしい」と喜んだ。

 沖縄から長距離に位置する欧米の旅行者の取り込みについて「魅力をきちんと伝えれば、間違いなく来るだろう」と潜在力に期待した。

 同グループの今年9月までの1年間の最新データでは、韓国、香港、台湾からの沖縄への旅行者が堅調なほか、シンガポールや米国、英国からも増えている。特に対前年比でスペインが280%増、フランスが60%増、オーストラリアが50%増で伸びが顕著という。

 同グループが都道府県と協定を結ぶは兵庫に次いで2例目。(1)沖縄の自然と文化など魅力発信(2)欧米市場へのターゲティングで長期滞在促進(3)琉球大学での人材育成講習―などを図る。