大型MICE施設「20年夏の完成難しい」 県議会代表質問で県が答弁 内閣府の理解得られず


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県議会代表質問で答弁する玉城デニー知事=4日午前、県議会本会議場

 県議会11月定例会は4日午前、代表質問が行われ、沖縄・自民の県議が相次いで登壇した。県が計画する大型MICE施設の2020年開業のめどについて県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「内閣府の理解が得られていないことから、(20年)夏の完成は難しい」と説明した。仲田弘毅氏(自民)への答弁。

 一方、玉城デニー知事は「2017年度以降、基本設計の交付決定のため32回上京し、この間、国が出した168件の宿題すべてに回答した。現在もソフト交付金の件も踏まえつつ大型MICE事業にしっかりと取り組みたいとの方針に変更ない」と強調した。

 午後は、引き続き沖縄・自民の県議が登壇するほか、社民・社大・結の県議が登壇し、米軍基地問題や先島への自衛隊配備計画などに関する玉城知事の政治姿勢や沖縄振興予算、沖縄関係税制に関する質疑が行われる。【琉球新報電子版】