【伊江】米軍伊江島補助飛行場に米軍がこのほど設置した強襲揚陸艦の飛行甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」で4日午後12時10分ごろから米海兵隊のステルス戦闘機F35B2機が離着陸訓練をする様子が確認された。
着陸帯で航空機の離着陸が確認されるのは初めてで、米軍が着陸帯の運用を開始したとみられる。
F35Bは山口県の岩国基地所属機で3日に宜野湾市の普天間飛行場に飛来していた機体とみられる。
F35Bの3機で伊江島補助飛行場に飛来し、うち2機が離着陸訓練をした。ごう音をとどろかせながら飛行場南側から進入。着陸帯の管制施設付近に垂直着陸した後、短距離離陸する訓練を繰り返した。
米軍は11月21日までに伊江村と沖縄防衛局に着陸帯の12月からの運用開始を伝えていた。村は20日、F35Bの運用について「負担増加を懸念している」と米軍に伝えていた。【琉球新報電子版】