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全国高校ラグビー 名護 28日、早稲田実業と初戦

2年ぶり17回目の花園に挑む名護高ラグビーのメンバー=名護市の21世紀の森ラグビー場

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。今年は2年ぶり17回目の出場となる名護が全国の舞台に挑む。初戦は28日、東京大会で常連校を破って79大会ぶりに花園の地に立つ早稲田実業(東京第1)が相手だ。早実の後藤禎和コーチから毎年指導を受けてきた名護の選手と監督は「相手はシード校と同等の強さ」とレベルの高さを認めるが、勝利を譲る気持ちはない。守備を起点に果敢なプレーで初戦突破を目指す。

◆守備起点に果敢なプレーを

 今秋までの名護は、リードしていれば気が緩み、追う展開で点差が広がれば気持ちが切れるメンタルの弱さがあり、5月と9月の大会でコザに逆転負けを喫した。その悔しさをバネに鍛え上げ、「負ける不安はなかった」(屋部謙仁主将)と、大一番で日本代表候補2人を擁する宿敵を下し、花園の切符を取り返した。

 全国の初戦の相手が、後藤氏が指導する強豪・早実に決まったが、選手も監督も「楽しみ」と口をそろえる。

 後藤氏は早稲田大学の元監督。故岸本建男名護市長時代に、早稲田大出身者が市に出向した縁で、名護高と早稲田大の交流も始まったという。早稲田大の影響を受けた名護は、ユニホームも同じえんじ色を採用する。早実も早稲田大と同じ、えんじと黒のボーダーだ。名護高ラグビー部の宮城剛監督は「交流は親父(宮城博・県ラグビーフットボール会長)の時代から続く。今年の大会も早実と同じホテルだったが、初戦で当たるとはね」と笑う。

 ベテランの後藤氏から指導を受けてきた屋部主将は後藤氏の戦術の多さを警戒しつつ「早実の日本代表のNo8やSOに重圧をかけ、攻撃の起点を素早く抑える。好きにはさせない」と気を引き締める。弟の屋部旺成はSHとして「思い切り楽しむ」と話す。

 最後方で試合をつくるFBの玉城聖貴は「守備でいかに抑えるか。自分はコンバージョンキックも全て決める」と力を込める。相手守備を振り切る力走が期待されるウイングの上原快斗は「素早いスピードで勝利をつかむ。目指すはベスト8です」と気合が入る。
 (嘉陽拓也)