島ニンジンが旬入り 中城村 12月~2月が収穫の最盛期 100人が収穫を体験


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
旬入り宣言式のあと、たくさんの島ニンジンを収穫する子どもたち=7日午前、中城村北浜

 【中城】島ニンジンの産地、中城村で9日、旬入りの宣言式が行われ、村内外からの参加者約100人が畑に入って収穫を体験した。12月~2月が収穫の最盛期に当たる。

 島ニンジンの普及、消費拡大を目指し、村はことしから12月12日を「中城村島にんじんの日」に制定した。宣言式で浜田京介村長は、1(いい)、2(にんじん)の語呂合わせでこの日に制定したことを説明し、加工品の開発などで「村おこしを図っていきたい」と強調した。消費の拡大も促した。

 村内から家族で参加し、子どもたちとの収穫を楽しんだ仲村陽子さん(39)は「特産ということは知っていたけど、いつが最盛期なのか知らなかった。旬が分かったことで料理で使うことも増えると思う」と話した。

 中城村内には50の農家が島ニンジンの生産に関わっており、2017年度の出荷総量は46㌧だった。【琉球新報電子版】