来年夏の参院選を巡り、現職で前社大党委員長の糸数慶子氏(71)が4選に向け沖縄選挙区から出馬する意向を固めた。20日にも後援会の会合を開き、正式に決定する。一方、社大党は現在、次期参院選に向けて新たな候補者擁立も含めて協議を始めたばかりで、今後、党内の調整が必要となってくる。
糸数氏は19日、本紙に対して「20日に後援会と話し合って決めたい」と述べた。一方、社大党は年内に候補者を決めたい考えで、早ければ今週内にも方向性を決める見通し。大城一馬委員長は19日、本紙に対し「糸数氏の意向は党内に持ち帰って検討するが、(現時点で)人選は白紙だ」と述べた。
糸数氏周辺や県政与党関係者によると、参院選を巡っては、糸数氏の立候補を促す声がある一方、党内や支援労組の一部からは世代交代を求める意見もあり、県議で党委員長代行の比嘉京子氏(68)や那覇市議で党書記長の平良識子氏(39)を推す声もある。