【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設工事で、沖縄防衛局は20日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K9」護岸に接岸した台船から土砂をトラックに載せ、辺野古崎付近に投入する作業を続けている。
土砂の搬入と投入作業は午前9時ごろから始まった。護岸上を土砂を載せたトラックが行き交い、台船と投入する埋め立て区域を往復している。
海上では工事に反対する市民が抗議船やカヌー5艇を出して抗議している。抗議船の男性船長は「土砂を投入されて原状回復が難しくなる。海の生き物の環境を守るために工事を止めたい。県民が声を上げることが大切だ」と訴えた。【琉球新報電子版】