グーグルマップで宮古・八重山の路線バス、船舶などの情報検索が可能に 2019年2月ごろ


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 沖縄県観光振興課は2018年度第3回沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会を那覇市の沖縄産業支援センターで開いた。クラウドコンピューティング技術に関する研究機関、沖縄オープンラボラトリがオープンデータ整備の進捗(しんちょく)状況を説明し、八重山・宮古の2次交通情報をグーグルマップで来年2月ごろから検索できるようになると明らかにした。

 県内の2次交通の情報は大手検索サイトで一元的に検索することが困難で、観光客が利用しづらい状況にある。そこで路線バスやモノレール、船舶、観光施設などの情報をオープンデータとして加工、整備し、大手検索サイトで検索できるようにする取り組みが進んでいる。先行している八重山・宮古は来年1月にはグーグルにデータを提供し、その後1、2カ月で検索可能になるという。

 沖縄オープンラボラトリの安部則孝理事はオープンデータで目的地の途中のバス停や近隣の観光情報も一元的に提供できるアプリケーションが提供可能だとして「県内のITや観光業者に利活用してほしい」と促した。

 検討委ではオープンデータの更新や取り扱い、今後の事業展開を巡り活発な議論があった。