那覇市議会、県民投票予算を賛成多数で可決


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
県民投票関連予算を可決した那覇市議会=26日午前11時40分、那覇市議会

 那覇市議会(翁長俊英議長)は26日の定例会本会議で、県民投票に関する事務経費5898万9千円を計上した補正予算案を賛成多数で可決した。ニライ、共産、維新・無所属、無所属の会、なはのみらいの22人が賛成、自民、公明の13人が反対、なは立志会4人が退席した。

 大山孝夫市議(自民)は「地元である宜野湾市は県民投票事務をしないとし、名護市辺野古区は県民投票に反対した。この民意を那覇市としても尊重すべき」などと述べ、反対した。

 古堅茂治市議(共産)は「辺野古埋め立て賛否への沖縄の民意を示すことは意義がある。民主主義と沖縄の自己決定権、県民の投票権、意志表示権を守る」などと述べ、賛成した。【琉球新報電子版】