沖縄・糸満、学校クーラー100%に 来年2学期


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 【糸満】糸満市教育委員会は、2019年の夏休みに市内の公立小中学校の全普通教室にクーラーを設置し、2学期からの稼働を目指す。18年度から22年度の5年間で100%にする計画だったが、文部科学省のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金を活用し、計画を前倒しした。市議会の12月定例会で補正予算案が可決された。

 糸満市内の12月1日現在の普通教室のクーラー設置率は、小学校が21・2%、中学校が1・3%。

 19年度以降に設置予定の8小学校の119教室と6中学校の76教室にクーラーが設置される。設計費と工事費は計約5億4千万円で、3分の1を特例交付金で賄う。

 市教育委員会は「全国の自治体から(クーラー設置の)注文が殺到することが予想される」とし、各学校の実施設計を早期に行う予定だ。