予算決定、玉城沖縄県知事が謝意 官房長官、沖縄相と会談


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
新年度予算案の決定を受け菅義偉官房長官と会談後に記者団に答える玉城デニー知事=26日、首相官邸

 【東京】玉城デニー沖縄県知事は26日、官邸で菅義偉官房長官と会談し、2019年度の沖縄関係税制や、21日に閣議決定した2019年度沖縄関係予算案について謝意を伝えた。

 非公開で行われた会談後、記者団の質問に応じた玉城知事によると、会談では謝意のみ伝えた。菅長官は「振興についてはできるところは協力する」と話した。

 玉城知事は3010億円となった来年度の沖縄関係予算案について「私たちは(予算規模についてもう少し)膨らみを持たせた計画を持っていたが、(前年と)同額はやむを得ない」と語った。

 国が県を飛び越えて市町村などに直接資金を交付する新設の「沖縄振興特定事業推進費」については「なにせ初めてのことなので、こういう(予算の)付け方をするのかなと、驚いた部分もある」とした上で「どのような交付要件になって配分されるか、市町村財政にどのような影響を与えるか注視したい」と語った。

 玉城知事はまた、宮腰光寛沖縄担当相らとも面会し、お礼を述べた。