沖縄の飲酒をめぐる現状に危機感 県・県警・県教委が「適正飲酒を」宣言


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 アルコール性肝疾患死亡率が全国の2倍、飲酒絡みの人身事故構成率が27年連続で全国ワースト(1990~2016年)、飲酒絡みの死亡事故構成率が4年連続で全国ワースト(13~16年)、初飲年齢19歳以下の構成比が高い―。

 沖縄県内の飲酒を巡る現状に危機感を持つ県、県警、県教育委員会の3者が26日、飲酒の機会が増える年末年始を前に、飲み過ぎや未成年者の飲酒を防止しようと初めて共同宣言した。

 県庁で開かれた式で県保健医療部の砂川靖部長=写真右=と県教育委員会の與那嶺善道教育指導統括監=同左=、県警生活安全部の崎原永克部長が「成人の適正飲酒および未成年者飲酒防止三カ条」を宣言。(1)適正飲酒の推進(2)多量飲酒による事件や事故防止(3)未成年者に飲酒をさせないこと―の周知を図ろうと誓った。