「新基地阻止も 曇りのち晴れ」 辺野古 決意新たに「初興し」


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米軍キャンプ・シュワブ沿岸部から上がった初日の出を背に、新基地建設反対の意志を新たにした市民ら=1日午前8時6分、名護市辺野古

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、新基地建設に反対する市民は1日早朝、辺野古の浜に集まり、「初興(はちうく)し」(主催・ヘリ基地反対協議会)を行った。市民316人は初日の出に向かって新基地建設反対の意思を新たにした。

 明るい新年を願い、地謡と踊り手が「かぎやで風」「谷茶前」などを披露した。午前7時半ごろ、空を覆っていた雲の合間から太陽の光が差し込むと、辺野古の海や浜を輝かせた。

 オール沖縄の稲嶺進共同代表は「新基地建設の未来も今日の天気のように曇りのち晴れ。今年は良い一年になるようにしたい」と呼び掛けた。

 マイクを握ったヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「新基地建設反対は、沖縄の未来を沖縄の人が決めるための闘いだ。政府が工事を強行する中、世直しのために頑張ろう」と強調し、市民は拳を挙げた。