【石垣】プロ野球パ・リーグの埼玉西武ライオンズから米大リーグ、マリナーズにポスティングシステムで移籍する菊池雄星投手が10日、石垣島での自主トレーニングを開始した。同日、合同で自主トレする石垣島出身の平良海馬ら西武の3投手と共に中山義隆石垣市長を表敬訪問し、意気込みを語った。
自主トレは菊池、平良のほか高橋光成、佐野泰雄が実施。平良以外の3人は石垣島でトレーニングするのは初めて。25日までの日程で、市中央運動公園野球場や市内のトレーニングジムで体をつくる。
9日に来島した菊池は「初めて石垣島に来たが、すごく暖かくて野球するには最高の環境だ。今回、平良がジムを予約してくれるなどいろいろ手伝ってくれて実現することができた」と語り、「しっかりトレーニングしてこの4人で野球界を盛り上げていけるように頑張りたい」と力を込めた。休養日には「マリンスポーツをしたい」と笑顔を見せた。
表敬訪問後の報道陣の取材に「良い形でキャンプに入れるように、肩をしっかりつくりたい。後輩3人も一緒なので、今年からは違う場所でプレーするが、自分が伝えられることはしっかり伝えていきたい」と語った。
中山市長は「大リーグ挑戦という希望していた目標に向かってスタートを切る場所に石垣島を選んでくれて有り難い。ぜひ良い成績を出してもらって、来年からも石垣島で、ということになってほしい」とエールを送った。