タンカン、甘酸っぱく JAおきなわが初出荷、箱詰め15トン


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初出荷に向け仕分けされるタンカン=10日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【北部】JAおきなわは10日、タンカンの今期初出荷式を名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで開いた。甘酸っぱい香りが広がる中、作業員が見た目や傷を確認し仕分けした。関係者約70人が見守る中、箱詰めされた約15トンのタンカンがトラックに積まれ、出荷された。

 2018年度の出荷は、昨年秋の台風の影響で前年度の465トンを下回る420トンを見込む。

 今期はタンカンの収穫が多い「表年」でありながら、「裏年」の収穫量を下回った。

 JAおきなわ北部地区柑橘生産部会の宮城俊次会長(69)は「台風直後は落胆したが、生産農家の頑張りで育った、糖度や酸度のバランスの取れた美しいタンカンを味わってほしい」とあいさつした。