沖縄県内の将棋の普及と振興を目的に第9回琉球銀行杯新春将棋大会が13日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。
幼稚園児から70代まで215人が5クラスに別れて対局に臨み、会場は「パチン、パチン」と駒を進める音がこだまし熱気に包まれた。
6歳から将棋を始めた沖縄カトリック小4年の清水健慈アマ2段(10)はA級(初段~2段)決勝に進出し、2段の大人相手に「ここまできたら勝ちたい」と思い切りの良さで初優勝、3段に昇段した。
「3段の父親にやっと追い付いた。5段の兄にも並びたい。将来はプロ棋士になって7冠取りたい」と興奮した様子で語った。
S級優勝は嶋田裕介さん(38)、B級優勝・廣瀬達大さん(17)、C級優勝は嘉数寿希くん(10)、D級優勝は赤嶺盛斗くん(10)。