子牛初競り 黒島で172万 同市場で最高、八重山118万


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県内の先陣を切って開かれた子牛の初競り=13日、石垣市の八重山家畜市場

 【八重山】2019年の子牛の初競りが13日、沖縄県内各地の市場に先駆けて黒島家畜市場(竹富町)と八重山家畜市場(石垣市)で開かれた。最高値(税込み)は黒島で同市場過去最高の172万5840円、八重山で118万4760円を付けた。

 平均価格(同)は黒島が18年の初競りに比べて1万5584円高い74万9057円、八重山が1万5978円安い73万4478円だった。全国的な素牛不足を背景に好調を維持した。

 両市場で389頭、総額約2億8744万円の取引があった。八重山では14日も競りがあり、子牛380頭が競りにかけられる。

 八重山家畜市場で開かれた式典でJAおきなわの大城勉理事長は「JAは和牛素牛の一大産地化を確立するため、繁殖牛の増頭に取り組んでいる。今後とも肉用牛振興による所得向上に取り組む」とあいさつした。