琉球新報知事選ファクトチェックに新聞労連ジャーナリズム大賞 


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新聞労連ジャーナリズム大賞に選ばれた琉球新報沖縄県知事選取材班の「沖縄県知事選に関する情報のファクトチェック報道」

 日本新聞労働組合連合(南彰委員長)は16日、第23回新聞労連ジャーナリズム大賞に、琉球新報沖縄県知事選取材班の「沖縄県知事選に関する情報のファクトチェック報道」を選んだと発表した。

 琉球新報の大賞受賞は、2015年の「普天間・辺野古問題」キャンペーン報道での受賞以来、6回目。

 選考評は「有権者の判断がゆがめられないような環境をつくるための紙面を展開した」と指摘した。その上で「選挙戦の後も、根拠なき情報がSNS(会員制交流サイト)などを通じて瞬時に広がる現代社会の実態を明るみに出す企画を続けており、新聞ジャーナリズムに期待される新たな役割を先駆けた功績は大きい」と評価した。

 優秀賞は、長崎新聞取材チームの「カネミ油症50年」と、宮崎日日新聞編集局取材班の「自分らしく、生きる 宮崎から考えるLGBT」の2件が選ばれた。特別賞は該当がなかった。第13回疋田桂一郎賞には、毎日新聞新潟支局の「『過労に倒れた難病の妹』を始めとする新潟県庁での過労死を巡る一連の報道」が選ばれた。

 授賞式は23日、都内で開かれる。 【琉球新報電子版】