沖縄県全域にインフルエンザ警報 学校で感染拡大恐れ


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 沖縄県は16日、県内全域にインフルエンザ警報を発令した。県地域保健課によると、県内の定点医療機関1カ所当たりのインフルエンザ患者数が、13日までの1週間で41・76人に上り、警報基準の30人を超えた。

 患者数は58カ所の定点医療機関で2422人。保健所別では八重山が最も多く69・33人。那覇市が51・75人、南部42・14人、中部40・0人も警報基準を超えている。北部は28・20人、宮古15・50人。ウイルスの型はA型が9割を占めている。

 7~11日の間に1小学校が休校、4小中学校が学級閉鎖になった。県の担当者は「今後、学校での感染が広がる恐れがある。こまめな手洗いや定期的な換気などで予防してほしい」と注意を呼び掛けている。しばらくインフルエンザの流行が続く可能性があるとし、重症化のリスクがある高齢者などには予防接種の検討も求めている。