マクドナルド スマホで来店前に注文 県内先行、38店で導入


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県内38店舗で新サービスを開始した日本マクドナルドの長井正フィールドサービス本部長(後列左から2人目)ら=21日、那覇市のマクドナルド国際通り牧志店

 日本マクドナルド(東京、サラ・エル・カサノバ代表取締役兼CEO)は、来店前にスマートフォンアプリで注文が可能な「モバイルオーダー」などの新サービスの提供を、県内の41店舗のうち38店舗で21日から開始した。県内店舗はサービス提供に必要な改装の実施率が高く、沖縄は外国人観光客などが多く訪れていることもあり、全国に先行して導入した。

 モバイルオーダーは来店前に注文し、来店後にアプリ上で決済することで、レジ待ちの列に並ばずに商品を受け取れる。iPhoneのみの対応だが、今後はAndroidにも対応する予定という。

 混雑時の席探しやメニューに関する質問に対応する専門スタッフ「ゲストエクスペリエンスリーダー」も新たに配置する。同リーダーは店員から登用するほか、外部から接客業の経験者などを採用する。来店客の多い時間帯などに配置するという。注文後に客の座る席まで商品を運ぶサービス「テーブルデリバリー」も始める。

 糸満店、与那原店、坂田店を除く38店舗でモバイルオーダーを導入し、30店舗では3サービス全てを提供する。

 長井正フィールドサービス本部長は「一人一人のお客さまのニーズに対応し、それぞれの心地よさや満足を実現することを目的としている」と話した。