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キングスU15、全国初優勝 ならでん杯バスケ 全員出場 沖縄バスケで勝ち切る

全国大会を制した琉球ゴールデンキングスU15の選手(球団提供)

 プロバスケットボールBリーグのユースチームなどが集う「ならでんカップU15 バスケットボールフェスティバル2019」が19、20の両日、奈良県のならでんアリーナで開催され、琉球ゴールデンキングスU15が決勝で岩手ビッグブルズU15に57―55で競り勝ち、初の栄冠をつかんだ。チーム創設1年での全国大会優勝の快挙。勝利に貢献したチーム一の長身(190センチ)フォワード・奥浜貫太(琉大付)が大会MVPに輝き、その奥浜と175センチのポイントガード・下地秀一郎(豊見城)が共に優秀選手に選ばれた。キングスU15は予選リーグの初戦は地元の奈良県選抜に83―43で大勝し、好スタートを切った。同2戦目は三遠ネオフェニックスU15に71―40で快勝し、準決勝はU15島根スサノオマジックを53―47で退けた。決勝は序盤は岩手U15にリードを許したが、一丸となり粘り強くプレーし逆転。2点差で振り切り頂点に立った。

 琉球ゴールデンキングスU15の1期生がBリーグのユースチームなどで競う全国大会の頂点に立った。決勝までの全4試合は、全員出場のチーム一丸で勝ち上がった。指導してきた山城拓真監督(前原高―近畿大出)は「練習からしっかりチームづくりができており、劣勢の場面でも全員で楽しもうというマインドができていた」と喜び、選手をたたえた。

 今回の12人は県バスケットボール協会の強化指定選手のうち、トライアウトをパスしてきた粒ぞろい。2019年の茨城国体から同競技の少年種別が16歳以下になることも見越して、育成してきたという。

 決勝の岩手ビックブルズU15戦は、9点ビハインドで後半に突入したが、守備から持ち直し、沖縄のチームならではの走力を生かした全員バスケで、2点差の接戦を勝ちきった。

 大会最優秀賞選手の奥浜貫太はU16日本代表の選考練習にも招集されており、山城監督は「代表との練習で力をつけて、本大会ではリバウンドや3ポイントで流れを引き寄せてくれた」と評価した。

 Bリーグで奮闘するトップチームの背を追うようなユースメンバーの活躍に、指揮官は「ユース選手らは3~15歳が学ぶキングスアカデミーの子に教えることもある。彼らの技術や姿勢が、幼い子らが伸びる環境もつくってくれると思う」とさらなるチーム力アップに期待を示した。