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2020年東京パラリンピック向け トルコ視覚障がい者協会が糸満市で陸上合宿 「競技施設は世界水準」 沖縄県、市と覚書

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、トルコ視覚障がい者協会が糸満市で事前合宿を行うことが決まった。22日、同協会エグゼクティブディレクターのエレン・ユルドゥルム氏と玉城デニー知事、上原昭糸満市長による覚書締結式が県庁であり、三者で世界最高峰の大会でのトルコ勢の活躍に期待を込めた。オリンピックの事前合宿については既に県内3自治体での覚書が交わされているが、パラリンピックでは初めて。


事前合宿の覚書を締結後、握手を交わす(左から)エレン・ユルドゥルム氏、玉城デニー知事、上原昭糸満市長=22日、県庁

 トルコ視覚障がい者協会は今年4月に一度、糸満市で合宿を行う予定。本番前の20年8月の2週間、市内ホテルに滞在して100メートル、200メートル、1500メートル、5000メートル、走り幅跳び、円盤投げの各種目の選手が西崎陸上競技場で練習するという。

 締結式で玉城知事は「充実した事前キャンプを過ごし、本番で成果を大いに発揮されることを期待する」とあいさつした。上原市長は「豊富な観光施設を利用し、英気を養っていただきたい」と事前合宿を歓迎した。

 ユルドゥルム氏はトルコと日本の友好の歴史についても触れた上で、「昨年7月に糸満市を視察し、気に入った。競技施設は世界水準を満たしている。県や行政のホスピタリティーは忘れない」と述べ、覚書が「今後の友好の象徴になる」と述べた。

 パラの事前合宿地を探しているトルコ身体障がい者協会のアーリフ・ウミット・ウズテュルク会長も今回の来日に同行しており「県や関係市町村の対応や施設に非常に満足している。私たちも沖縄を有力な事前合宿候補地として前向きに検討している」と語った。

 日本とトルコの関係は深く、1890年にオスマン帝国の軍艦エルトゥールルが和歌山県沖で遭難した際に日本側が救護した。また、イラン・イラク戦争中の1985年、イラク側がイランの首都テヘラン空爆を宣言した際、トルコ政府が航空機を確保し、邦人脱出に尽力している。ユルドゥルム氏はあいさつの中で、こうした出来事について語った。



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