【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、新基地建設に反対する市民約90人は23日午前、埋め立てに使用する土砂を搬出する同市安和にある琉球セメントの安和桟橋のゲート前で抗議した。海上ではカヌー17艇とボート2隻で桟橋に接岸している運搬船の近くで抗議した。
市民は毎週水曜日に「安和水曜大行動」と称した集中大行動を実施している。今回で3回目。
土砂を積んだ工事車両が次々と入るゲート前では、市民らが「新基地反対」「辺野古に土砂を運ぶな」などとシュプレヒコールを上げた。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「政府はあまりにもやりたい放題だ。強行して工事を進めるやり方は目に余る。抗議を通して、少しでも工事を遅らせよう」と強調した。
海上ではカヌー17艇とボート2隻が安和桟橋から運び込まれた土砂を積んだ運搬船を取り囲むようにして抗議した。【琉球新報電子版】