社会

嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行 米軍、地元の反対を無視

パラシュート降下訓練で着地に向かう米兵=23日午後5時37分ごろ、米軍嘉手納基地(ジャン松元撮影)

 【中部】米軍は23日午後5時31分、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。訓練実施の通知を受けた沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)と県、沖縄防衛局は訓練の中止を求めたが、米軍は訓練を強行した。嘉手納基地での実施は2017年9月以来。

 パラシュート訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)で伊江島補助飛行場で実施することで合意している。07年に「嘉手納基地を例外的な場合に限って使用」することが追加で合意された。96年のSACO合意後、嘉手納基地での訓練は10回目。

 沖縄防衛局によると、米軍は訓練を強行した理由について「伊江島補助飛行場での訓練が他の訓練との兼ね合いで実施できない可能性があった」「隊員の降下資格維持のため訓練を実施する必要があった」などと説明しているという。

 三連協は「重大なSACO合意違反」とし、降下訓練中止を求める要請文を嘉手納基地の第18航空団司令官のケース・カニングハム准将に宛てに提出した。嘉手納町役場とニライ消防本部で目視調査を実施した。米軍への抗議について24日にも3市町で協議する。