【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、新基地建設に反対する団体が26日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前でキックオフ集会を開いた。集会には主催した「新基地建設反対県民投票連絡会」の発表で3千人(主催者発表)が参加。2月24日の投開票日に向け、県内各地で反対票を投じるよう呼び掛けた。
集会は寒さをはねのけるような人々の熱気であふれた。新基地建設に反対するプラカード以外にも、県民投票への参加を呼び掛ける横断幕なども掲げられた。連絡会共同代表の稲嶺進前名護市長は「主な選挙で辺野古ノーを示しても無視する政府には、はっきりイエスかノーで民意を示すしかない。辺野古反対の民意を2月24日の県民投票で改めて示そう」と訴えた。
集会には署名活動を展開した若者や親子連れなど、幅広い世代が集まった。初めて辺野古を訪れたという北谷町の嘉陽田梓さん(40)は娘の遙さん(8)を連れて参加した。嘉陽田さんは「民意が膨らみ、埋め立てストップにつながればいい」と県民投票に期待を寄せた。