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金城沙希、逆転で栄冠 ダイキン女子アマ最終日 比嘉、星川、翁長も本戦へ

18番 パットを放つ金城沙希=29日、南城市の琉球GC(大城直也撮影)

 ゴルフの国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディストーナメント」への出場権を懸けたアマチュア選手権大会の最終日は29日、沖縄県南城市の琉球GC(西・東コース6558ヤード、東・南コース6369ヤード、南・西コース6279ヤード、いずれもパー72)で最終日を行った。初日2位に付けていた金城沙希(名護高出、21歳)がこの日は3バーディー、2ボギーとスコアを伸ばし、通算1アンダーの143で逆転優勝した。首位スタートだった比嘉里緒菜(興南高1年)が通算イーブンパー、144で2位に入り、3位は星川ひなの(日大1年)、4位には翁長由佳(琉球GC、21歳)が入った。上位4選手は3月7~10日に同GCで行われる本選への出場を決めた。

◆パット修正し安定/1位・金城

 2位スタートの金城沙希は、前半で3バーディー、1ボギーでスコアを伸ばし、首位スタートの比嘉里緒菜を捉えた。後半に入り、12番でボギーをたたき、再び比嘉に先を越されたが、以降はパープレーの我慢のゴルフを展開。15番と17番で一つずつ落とした比嘉を1打差でかわし頂点に立った。2017年に続く優勝で、その時以来の4回目の本戦出場。「安定したプレーで優勝できて良かった」と顔をほころばせた。

 逆転優勝の鍵となったのは初日不調だったパットの修正だった。昨年4月から練習拠点を米国に移しており、28日のラウンド後に米国にいるコーチにパットの様子を動画で送信。試合30分前に返ってきたアドバイスはリズムが悪かったフォームの再確認だった。

 グリーン上ではその指示を忘れずに、一打一打集中。ボギーにつながった初日の3パットはなくなった。出だしの2、3番での連続バーディーで流れをつかみ、12番のボギーでも「しょうがない」と平常心は失わなかった。

 新天地に身を置き、技術はもちろん、苦しい時に気持ちをコントロールできるようになった。メンタル面の成長も実感する。前回の本戦は最終ホールをボギーとし、決勝を逃した。「今考え直しても悔しい。めっちゃ泣きました」と振り返る。

 ドライバー、アプローチ、パター全ての安定感をより求める21歳。「予選通過してプロに負けないように上位争いをしていきたい」と覚悟を示す。
 (屋嘉部長将)