航空支え沖縄振興 MROJapan開所式


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MROJapanの開所式で、くす玉を開いて祝う荒川清朗社長(壇上左端)ら=29日、那覇空港内のMROJapan格納庫

 那覇空港内で航空機の整備や点検、修理を手掛けるMROJapanの開所式が29日、同社格納庫で開かれた。社員や関係企業など250人以上が参加し、新たな産業の誕生を祝った。

 開所式では、同社の荒川清朗社長が「元号が変わる歴史的な節目の年に、沖縄で産声を上げた。新しい時代をしっかり生き抜いて成長して、県のアジア戦略の一つである航空関連クラスタの基幹産業として経済振興、雇用創出に寄与して沖縄に恩返しをしたい」とあいさつした。

 国交省航空局の高野滋安全部長はMROJapanに対して「会社設立以来、高い技術と品質を確保している。那覇でもこの伝統を引き続き発揮して、航空安全の確保に尽力いただきたい」と期待を掛けた。

 全日空の満倉達彦取締役常務執行役員は「ANAグループとして、時には厳しい顧客として、時には父親母親のように見守るような存在でいたい。沖縄の地に大きな花を咲かせてほしい」と激励した。

 荒川社長らによるくす玉開きの後に、参加者は内覧会で新しい施設を見学した。