男子は太田黒、女子は長山が優勝 長山は県新記録 おきなわマラソン競技マラソンの部


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おきなわマラソンの競技マラソンの部男子優勝の太田黒卓選手(左)と女子優勝の長山夢芽選手=17日、沖縄市の県総合運動公園

 【中部】第27回2019おきなわマラソン(主催・中部広域市町村圏事務組合、琉球新報社、沖縄テレビ放送、沖縄陸上競技協会、県総合運動公園指定管理者トラステック・ミズノ共同企業体、共催・県高校体育連盟)が17日、沖縄市の県総合運動公園を発着点に開催された。特別協賛はイオンモール沖縄ライカム、第一生命保険、沖縄銀行、オリオンビール、沖縄コカ・コーラボトリングの各社。

 競技マラソンの男子は太田黒卓(チーム山学校)が2時間23分44秒で優勝。女子は長山夢芽(大阪芸術大)が2時間42分15秒の県新記録で制した。これまでの県記録は安里真梨子の2時間43分01秒だった。

 10キロ一般男子は外間勇太が31分13秒で優勝。一般女子は花田まりが38分01秒で1位だった。高校10キロ男子は山城弘弐(コザ)が31分33秒、女子は吉元花(名護)が38分32秒で頂点に立った。

 ランナーらは号砲とともに一斉に駆け出し、心地よい冬の中部路を爽やかに駆け抜けた。沿道では住民や地元企業などのボランティアが声援を送り、ゴールに向けてひた走るランナーの走りを後押しした。

 男子5人以上、女子3人以上でチームを組むフルマラソンの職域対抗戦には、男子23チーム、女子3チームの計186人が出場。同僚らの声援を受けながら、上位を目指した。

 開会式で大会実行委員会会長の桑江朝千夫沖縄市長は「中部9市町村の温かい声援を力に頑張ってください」とランナーを激励した。

 日本陸連公認コースを走るマラソン部門(制限時間・午前9時~午後3時15分)に1万2193人、10キロ部門(同・午前9時40分~同11時)に3225人の計1万5418人が出走した。【琉球新報電子版】