【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票の投票日を翌日に控えた23日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民約60人が座り込んだ。「県民投票に勝利を」と声を上げ、歌い踊りながら新基地建設阻止を訴えた。
市民はゲート前には「反対に○」と書いた赤いのぼりを掲げた。「県民に光を。私たちの闘いに光を」と声を上げた。手を取り合ってラインダンスを踊ったり、カチャーシーを踊ったりして笑顔で団結を誓った。
一方、沖縄防衛局は新基地建設が進められている辺野古・大浦湾海上で、埋め立て作業を継続した。市民は抗議船とカヌーで海上に繰り出し、抗議の声を上げた。
辺野古崎突端部付近の「N4護岸」ではクレーンが砕石をつり上げ、次々と海中に投下した。大浦湾側の「K9護岸」では、大型トラックが台船から埋め立て土砂を運び出した。
シュワブのゲート前と安和の琉球セメント桟橋からの土砂搬出は行われていない。【琉球新報電子版】