コラソン大敗 トヨタ紡織に19―28 JHL第21戦


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは24日、福井県の北陸電力福井体育館フレアでトヨタ紡織九州と今季第21戦を行い、19―28で敗れた。

 出だしは攻撃で個々の突破力を発揮し、守備も強度を維持していた。しかし、前半途中から散発した計4回の退場の影響で、せめぎ合う展開の中でリズムをつかめずに大差をつけられた。

 琉球コラソンの通算成績は1勝2分け18敗。次戦は3月2日、岩手県の花巻市総合体育館アネックスで大同特殊鋼と対戦する。

◆退場連発で後半失速

 23日の北陸電力戦で執念のドローに持ち込んだ流れのまま、24日のトヨタ紡織九州に挑んだ琉球コラソン。石川出や佐藤草太らの突破力のほか、中村彰吾の素早い重圧の守備などで前半16分までは接戦が続く。この流れを維持すれば勝機も広がったが、佐藤の遅延行為による退場から点差が開き始めた。

 相手の攻撃に揺さぶられ、反応が遅れた守りもあって石川や名嘉真吾、中村と退場が散発。コラソンにとっては辛いジャッジもあったが、追い上げたい焦りからか最終盤には中川智規も失格退場。技術や戦術以上に、数的不利で戦う時間が8分以上もあったことが敗因となった。

▽男子
トヨタ紡織九州(9勝1分け11敗)
 28―19(14―7,14―12)
琉球コラソン(1勝2分け18敗)