嘉手納基地にF16緊急着陸 1機に不具合


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 【嘉手納】米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機12機と、22日から嘉手納基地に滞在していた米空軍三沢基地所属のF16戦闘機9機が26日午前、訓練のためグアムへ向け離陸した。うちF16 1機が不具合が生じたために、午後0時50分ごろ、嘉手納基地に引き返し緊急着陸した。

 同日午後には普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリも飛来した。同機は先月、不具合のため渡名喜村入砂島に緊急着陸し、別の米軍ヘリでつり下げ移送されている。

 米軍によると、F16は米国とオーストラリアが合同訓練を実施しているグアムへ向かう予定だったが、アンダーセン基地などに台風が接近していたため一時的に嘉手納基地に飛来していた。沖縄防衛局はF16が引き返す様子を確認したが、米側から事前通知はなかった。防衛局は現在、事実確認や緊急着陸の原因について米側へ照会している。