沖縄第一交通は28日から、県内のタクシー220台にスマートフォン決済サービス「ペイペイ」を導入する。現金を使わないキャッシュレス化を推進することで、観光客などの利便性向上につなげる。今後は全国で展開する第一交通産業グループのタクシーでもペイペイを利用可能にする。
ペイペイはタクシー内に設置したQRコードを乗客が読み込み、運賃を入力後に乗務員が確認することで支払いが完了する。同社では中国の決済サービス「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」も導入しており、国内外から訪れる観光客に対応できるようにする。
第一交通産業グループ沖縄地区顧問の赤嶺武氏は「東京オリンピックに向けて外国客の増加も見込まれている。利便性が向上するのと同時に、現金を扱わないのでタクシーの防犯にもつながる」と話した。