経済

だし巻き卵にアーサ、酢の物にミミガー 上間天ぷら、仕出し弁当に進出 沖縄素材取り入れ

上間フードアンドライフの上間喜壽社長(中央)と「TRATTORIA Lamp」の上江田崇店主(左から2人目)、レネミアの金城博之社長(同4人目)ら=28日、那覇市小禄の沖縄産業支援センター

 上間弁当天ぷら店などを経営する上間フードアンドライフ(沖縄市、上間喜壽社長)は28日、新たなブランド「仕出し上間」の立ち上げを発表した。MICE利用の増加により需要の高まる仕出し弁当の分野で、沖縄産の食材を使った高付加価値の商品を提供していく。沖縄県那覇市小禄の沖縄産業支援センターで開かれた発表会には、行政や観光事業者など多くの関係者が集まった。3月中旬ごろからの提供を予定している。

 仕出し上間は伝統的な和食に沖縄らしい要素を加える「伝統、足す沖縄」をコンセプトとしている。だし巻き卵にアーサを織り込んだり、酢の物にミミガーを用いたりするなど随所に琉球料理の要素を入れる。主菜の食材は全て県産品で、その他も可能な限り県産品を用いる。

 弁当は9種類で、税込み1200円から。最も高価な「松花堂」は、給仕サービスなども含め同4800円。上間社長は「県外や海外からのお客さまが増えることを考えると、そこまで割高ではないと思う」と話した。

 以前から付加価値の高い弁当の要望が多く寄せられていたことや、同社が2017年に始めたケータリングサービスを通じて商品が高価でも求める市場があると確認できたという。MICEやイベントの設営段階からイベント中の仕出し弁当、終了後の懇親会まで同社がワンストップで対応する。上間社長は「沖縄らしさをしっかり持った商品を提供していく」と話した。

 初年度売り上げは2千~3千万円程度が目標。沖縄本島全域で提供し、一定数以上の注文があれば無料で配送する。1カ所当たり約1千食の提供が可能という。ハラールやビーガンへの対応食も今後追加していく予定。試食会では「おいしい」「見た目に高級感がある」などの声が上がった。

 商品開発には那覇市松山のTRATTORIA Lampの上江田崇店主が協力し、ブランドデザインはレネミアの金城博之社長が手掛けた。ロゴマークは沖縄の伝統的な民家で用いられる花瓦に、県花のデイゴをあしらった。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス