沖縄防衛局、新たな護岸造成に着手 「N4」に隣接する「K8」 準備整い次第開始


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埋め立て区域に広がる土砂と延伸工事が進むN4護岸(手前)。K8護岸はN4護岸に隣接して造成される=2月13日正午、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸(小型無人機で撮影)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、沖縄防衛局は4日午前、新基地建設予定区域東側の新たな護岸「K8」の造成に着手すると発表した。午前10時現在、機材などを準備しており、整い次第、建設作業を始める。25日にも着工しようとしている新たな区域の埋め立てに連動し、土砂の陸揚げ場所を増やす狙いがあるとみられる。

大浦湾側の護岸とサンゴの位置図

 1月末に始めた護岸N4の建設で石材が予定の長さに達し、隣接するK8部分の工事に入った。防衛局調達計画課は4日、陸揚げ場所として利用するかどうかや施工期間については「確たる事は申し上げられない」と述べるにとどめた。【琉球新報電子版】