
ゴルフの国内女子ツアー開幕戦「第32回ダイキンオーキッドレディストーナメント」は10日、南城市の琉球GC(6514ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、9アンダーの単独首位で出た本部町出身の比嘉真美子(25)=本部高出=は3バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76と乱れたものの、通算5アンダーで2位に3打差をつけて初の頂点に立った。
県勢のダイキン制覇は2004年の宮里藍選手以来、15年ぶり2人目。8年連続10回目の出場で初優勝を果たした比嘉は、ツアー通算5勝となった。
うるま市出身のホステスプロ、新垣比菜(20)がこの日、スコアを四つ伸ばし、通算2アンダーとし、他の2人と並び2位でフィニッシュした。
比嘉は7日の第1ラウンドを5バーディー、3ボギーの70で2位発進した。8日の第2ラウンドは1イーグル、6バーディー、2ボギーのベストスコア66をマークして通算8アンダー、136で単独首位に躍り出て予選を通過した。

9日の第3ラウンドは10メートルの強風と雨の中、3バーディー、2ボギーと粘り強く回り、通算9アンダーに伸ばして独走態勢をつくっていた。
比嘉は18年シーズンでは、4月のKKT杯バンテリンオープンで優勝するなど、トップ10入り18回。賞金ランキングをキャリアハイの4位で終えた。13年のヤマハレディスオープン葛城とリゾートトラストレディス、17年のNEC軽井沢72トーナメントを含め、今回でツアー通算5勝とした。
ダイキンでは12位だった09年、16位だった12年にベストアマを獲得。14年の2位が最高成績だった。【琉球新報電子版】