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「心揺さぶられた」 比嘉選手V 会場に響く歓声と指笛

大勢のギャラリーの前で力強いティーショットを放つ比嘉真美子選手=10日、南城市の琉球GC

 最終18番ホール。比嘉真美子選手がウイニングパットを決めると会場が拍手と歓声で沸いた。沖縄ならではの指笛も鳴り響いた。南城市の琉球GCで10日行われた「第32回ダイキンオーキッドレディストーナメント」最終日。優勝すれば宮里藍さん以来15年ぶりとなる県勢の快挙を目に焼き付けようと、会場に足を運んだ観客は固唾(かたず)をのんで比嘉選手の一打一打を見守った。

 2位と7打差でこの日を迎えた比嘉選手だが、中盤以降苦しい展開。高校生の時に所属していた本部高校ゴルフ部の当時の後援会会長、上間紀彦さん(67)=本部町=は「プレッシャーが大きかったのだと思う」と語る。16番ホールまでは我慢のゴルフで2打差まで追い上げられるが、17番ホールでバーディー。ガッツポーズを見せた比嘉選手に、上間さんは、少しずつ優勝が近づいてきたと感じたという。上間さんは「本人も話していたようにダイキンでの優勝を大きな目標にしていた。素晴らしい大会だった」と自分のことのように喜んだ。

 本部高時代、ゴルフ部で一緒に汗を流した兼城大さん(25)=那覇市=や島袋遼さん(25)=宜野湾市=も会場で応援した。優勝を受け、島袋さんは「当時から人一倍努力する人だった。才能はずばぬけていた」とうれしそうな様子。兼城さんも「心が揺さぶられた。夢をかなえてすごい」と、誇らしげに話した。